エンジニアになるためのはじめての転職活動は、不安でいっぱいですよね。
たとえば、研修は基本OJTで対応しているところが多かったり、求人の勤務先が「自社または各プロジェクト先」となっていたり、一般企業とは少しちがった点に戸惑う人も多いのではないでしょうか。
今回はエンジニア採用担当者として、はじめての転職活動でエンジニア未経験者に気をつけてほしいこと5選をお伝えしていきます。
目次
エンジニア未経験者に気をつけてほしいこと5選
1.研修制度は整っているか
最近は研修制度の導入に力を入れている企業も増えてきましたが、「研修=OJT」としている会社も、まだまだ多いのが現状です。
OJTが必ずしもわるいわけではありません。しかし、教える側のスキルや経験に大きく依存したり、業務的なことだけでエンジニアとしての基礎まで教えてもらえなかったりすることも少なくありません。
また、客先常駐の場合、OJT担当者が他社の人の場合もあります。
そのため、e-ラーニングを導入している企業や、先輩社員が講師として社内研修をしている企業など、エンジニアとしての基礎を研修で学べる企業を選ぶよいでしょう。
2.就業先はどこになっているか
求人の勤務先を確認すると、「自社または各プロジェクト先」となっている企業も多くあります。勤務先が自社となる場合は、企業が顧客から請負している業務につく場合が多いですが、エンジニア未経験者が請負業務につく可能性は低いです。
大多数のエンジニア未経験者が、プロジェクト先(取引先の現場)での就業になるでしょう。
エンジニア未経験者の場合は、まだまだスキルがないため、現場を選ぶことがあまりできません。
そのなかでも、通勤時間や残業量など、企業としてどこまで配慮してくれそうか確認してみるとよいでしょう。
企業の採用ページや面接で、プロジェクト先のエリア・平均残業時間などを確認してみましょう。
3.先輩社員と一緒に働けそうか
はじめは先輩社員と一緒に働けると安心ですよね。プロジェクト先で働く場合は、先輩エンジニアと一緒に働けるか確認してみましょう。
「自社チームとして、数名体制でプロジェクト先で就業しています」とうたっている企業でも、入社タイミングによっては1人現場になってしまう可能性があります。
「自分の入社希望日の時点で、先輩と一緒に働くことはできそうか」「最初は1人現場でも、どのタイミングで先輩との合流を、企業として考えているか」面接の際に確認してみましょう。
4.営業担当とは定期的に面談できそうか
就業後は、営業担当と密にやりとりできるかが重要です。「プロジェクト先が決まってから、営業担当とのやりとりがない…」と悩むエンジニアも少なくありません。
万が一プロジェクト先でトラブルがあった場合、エンジニアだけではどうにもできない場面もでてきます。
また、「スキルアップのためにプロジェクト先を変えたい」となった場合も、日頃から営業担当と情報共有ができていれば、「何月頃にこんなプロジェクトに移ってみよう」と話がスムーズに進みます。
充実したエンジニアライフにするためにも、営業担当とはどのくらいのペースで面談をしているのか確認しておきましょう。
5.ゆくゆくはやりたい仕事ができそうな環境か
「キャリアアップしたかったのに、前の職場では何度相談してもプロジェクト先を移してもらえなかった…」という転職理由を、私は何度も聞いてきました。
せっかくエンジニアとして入社できたのに、理想のキャリアプランからかけ離れてしまうのはもったいないですよね。
企業の採用ページ内の社員インタビューや、OpenWorkなどの口コミをもとに、キャリアアップしやすい環境かを確認してみるとよいでしょう。
また、カジュアル面談で先輩社員と会話できると、就業後のキャリアを想像しやすいかもしれません。
情報収集に力をいれて、素敵なエンジニアライフを
はじめての転職活動だからこそ、気をつけるポイントを意識することで、どれだけキャリアアップできるかが左右されます。
企業の採用ページ・口コミサイト・カジュアル面談・面接時の逆質問をうまく活用して、素敵なエンジニアライフにしていきましょう。
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